高齢者人材活用・採用促進プロジェクト
シルバーギア

https://www.silver-gear.com/
制作背景
公開
2020年4月
制作規模・期間
初版静的17ページ・動的ページ7ページ(velocity)、1ヶ月
担当業務
企画補助、WEBディレクション(プラニング兼務)、WEB制作(デザイン、コーディング、フロント構築)、WEBマーケティング
シルバーギアは、高齢化社会における高齢者人材の活用と採用課題にアプローチすることを目的として立ち上げたWebプロジェクトです。別項のバス運転手採用に特化したバスギア企画の後続事業となります。本事業には、後任人材育成のため企画補助として参画いたしました。
シルバーギアの立ち上げでは、高齢化社会と高齢者人材の活用についてマーケティング調査の観点で市場や他社サイトに関するデータの取得と分析を行い、社内勉強会による知識習得と情報共有を行いました。
例えば、市場環境について、日本の65歳以上の高齢者の割合は、1950年に4.9%となってから以降一貫して上昇が続いています。日本では1995年に高齢化率14.6%を超えて高齢社会に突入。2005年以降は、高齢化率21%以上と超高齢化社会となり、2023年は29.1%と過去最高を更新しました。
当時、人材市場ではすでに高齢者人材に対する活躍期待値は高まっていましたが、まだまだ採用チャンスは専門分野か軽作業、重労働などに絞られる状況でした。
なぜなら1960年代生まれのバブル世代の大部分が50歳代を迎えるという2020年問題(人件費負担増、給与水準のピーク、ポスト不足)が深刻にあったためです。
他にも、研究や開発などの技能職は、人材が不足しているため採用チャンスはありますが、豊富な知識や経験、技術が必要で、マッチングが難しいといった採用課題があります。
一方で、軽作業・重労働などは、低収入でキツい仕事であることが多く、採用の間口は開けていても応募が少なく、採用に至っても定着が難しいという採用課題があります。
このような採用課題は現在も健在していますが、高齢者人材については上記を踏まえ、一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会との連携を行い、ジェロントロジー(老年学)の思考に基づき、高齢者が働きやすい職場環境への配慮が必要など、コンテンツによる多角的なアプローチを行うなど工夫いたしました。
作品紹介
《シニア向けのアクセシビリティを意識》
現在は明確にアクセシビリティの改善が推奨されておりますが、
当時はまだデザイン、内容の重視が主流でした。
シニア向けサイトの制作では、デザイン・内容に併せ、
文字の大きさや導線設計を重視したサイトにいたしました。
また、企業側にもトップページの企業リストを
ランダム表示するなど公平性を工夫いたしました。
ただし、重要SEO対策であるサイトタイトルについてはトップダウンで決定したため、
コンテンツの充実をするよう周囲に掛け合い協力して上位表示を目指しました。






